ダメセンセーの自己紹介
茨城の大学を卒業し、そのまま都内の公立小学校で働きはじめて約3年半。
▶教員採用試験
私は、いわゆる東京都教員採用試験で、合格して正規採用された教員ではない。
大学4年次と就職初年の2回試験に受験したけど、
結果はどちらも不合格。
大学の時は1次で落ち。
翌年は泣き腫らした顔で受けて、面接落ち。
このとき、何故かあんなに躍起になって訓練してた試験に落ちた時、「よっしゃ〜♫」とか思った。
2度目の試験は不合格者の中でも比較的優秀な期限付き合格でもあった。
この期限付きっていうのは、翌年の1年間、どこかの学校にまじめーに勤務しながら翌年の試験を受け(面接のみ)れば、正規採用(試験の正規合格者)になるよーみたいなもの。
私はこれを蹴って一度無職になった。
なので、学校勤務は、代替教諭か、非常勤講師のどちらかだった。
▶代替教諭
代替なので、誰かの代わりの教員。
例えば、病気休職者、産休や育休の先生。
都の代替教諭の名簿に面接を受けたのち登録してもらえば、学校の副校長(旧教頭)から直接電話がかかってきて学校の仕事をもらえる。
基本1年の契約で給与は正規教諭とほぼ同じ。初任であっても手取り19万前後もらえて、ボーナスもふた月分もらえるという待遇。
仕事内容は担任をもったり、校内分掌やったりとこちらも正規の方々と同じだが、基本1年契約(更新もわりと出来る)なので、責任の重い仕事、例えば行事の委員長や校内研究の長などはまわってこない。
という非常にありがたい仕事。
しかも、小学校は若い女の先生が多いので産休、育休はなくならない。先の心配も不要。
▶︎非常勤講師
時間給の講師。時給といっても、一つの授業は45分ほどなので、コマ給みたいな感じ。だいたい、小学校は一コマ1200〜1400円くらいが相場。でも、教科によっては事前、事後の準備で全く割に合わないものもある。例えば家庭科の時間講師だった時は、たった45分の授業が4コマだけに、8時から16時まで働いた。辛い。
でも、これは事実だけど、子供のことやってるときは時間は無限に惜しくないと思えてしまう。(時もたまにある。いつもじゃないよ。)
あれもいいかな♩これもいいかな♪みたいな調子で。
でも、最悪なのは事務作業や無意味な提出書類の処理。ただの御通達でしかない長すぎる職員会議。
▶3年で5校
私は過去5校の都内の学校で何かしらの立場で仕事をした。
1年目は杉並の閑静な住宅街にある小さな学校で一年、代替教諭。
2年目は美術学校に通いながら、同じく杉並区にある2校の学校に非常勤講師(時給の先生)として半年ほど。
3年目はまたまた杉並の今度は南側の大きな学校で代替教諭。
そして今は、11月から都の特別支援学校(むかしの養護学校)に代替教諭として勤務している。
ふつう、教員は初任以外は1年でほかの学校に異動になることはない。
長い場合は初任校に7,8年いたりする。
そのため、30年来のベテラン教員であってもだいたいが5,6校の経験というのが一般的。
そういう意味ではわたしは、経験校の数だけはある。
といっても、たいしたことじゃないけど。
▶︎幾つかの学校を見て
・校長、副校長などの管理職の性格
似たり寄ったりの人たち。(仕事上だからかもしれないけど。)みんな真面目でよい人で、一見理解のありそうなおじちゃんやおばちゃん。そして、教育委員会、文科省など、上の人たちへの絶対服従姿勢とかはこれでもかってくらい共通してる。なぜよ!
・職員室の雰囲気。
小規模校だと、和気あいあいとしてて教員同士仲よいのかな。仕事を超えた仲にはならないけど。
・居残りの割合
いわゆる残業する教員の数は学校ごとに違ってる。基本的には若手が多いと居残りの割合が増える。
あとは、職員室の雰囲気も関係する。
なぜか「すみません」と毎回いって帰る人が多い。
・当の子供たち
これはどこもほとんど同じ。特に当然だけど、より低年齢の子供たち。子供はみんな遊びたいし、外に出たいし、お菓子好きだし、学びたい。そして、境界がない。国を超えてもきっとそう。
長くいないから、結局わたしは幕の内弁当。
なんか、誰に対してでなく、自分に対しての記録だな、これ。